薬剤師研修研究所 ノンテクニカルスキル講座
薬剤師教育に不可欠なコミュニケーション等の非専門的なスキル(ノンテクニカルスキル)研修を提供しています。
薬学部や薬局、病院、薬剤部の教育は専門的な知識やスキルに偏りがちです。
コミュニケーションなど非専門的なスキル(ノンテクニカルスキル)は
あまり力を入れていないというより入れられない、時間を割けないというのが
実情かと思います。
ただ知識は詰め込むことは可能ですがスキルを定着させるのには時間を要します。
主な項目は、感情コントロール、職業倫理、傾聴、話し方、質問、アンコンシャスバイアス、
ソーシャルスタイル分析、総合演習となります。
また、これまでの時代にそれほど必要とされてこなかったため指導者側も
ノンテクニカルスキルに関する学びが少ないということも
これからの問題となります。
前職の製薬企業では、私がプレゼンテーションスキル向上の重要性を訴え、Off-JTで若手に指導し始めた時に、
職場に戻るとベテランが練習なんかしなくていい。そんな時間は無駄だと叱られたと
当時の若手が教えてくれました。
組織文化が醸成していないと若手の変化を受け入れないことが多々起きます。
上司や先輩に見つからないように、夜、誰も居なくなったオフィスや会議室に隠れ、
また土日にプライベートレッスンを申し込んできました。
これからの薬局の風土も同じようになることが危惧されます。
研修で関わっている企業には組織風土改革も含めてトップダウンで研修を推進することを
提案しております。
研修部門と受講生だけではなく、役員、エリアマネージャー、管理薬剤師が研修目的を理解し、
受講生を研修に送り出し、研修報告を組織内でシェアし実践するプロセスを応援する組織風土が
存在して初めて研修効果が発揮されます。
スキルを正しく定着させるにはトレーナー側にもフィードバック能力が求められます。
指摘するのはまだ簡単ですが即座に手本を示すことはなかなか難しく、
これが出来ないと受講生に見透かされます。自分が出来ないことを教えないで欲しいと・・・。
前職でも仲間の研修担当者の巻き込みましたが、ついてきてくれたのは数名でした。
研修はひとを成長させる機会です。まずは研修担当から成長しなくてはなりません。
私も薬剤師免許だけ持っている素人同然で薬局勤務を始めました。
専門知識やスキルはOJTで指導を受け実践で身に付けました。
患者さんへの対応は一切教えてもらっていません。
前職時代に身に付けたスキルがありカウンセリングや服薬コーチングが出来ています。
この経験も生かしていきます。
今回は薬学生の相談から始まり、自分が社会に役立てることはこれだと感じました。
現役でバリバリ働けるのはあと10年くらいでしょう。この10年で薬剤師の後輩たちや
薬剤師の未来に貢献出来れば充実したいい人生だったと振り返れると考えました。
オンライン研修にも対応します。オンラインだからこそやりやすいこともあります。
私自身も楽しんで教えていきたいと考えています。
また人生が充実していきます。
しあわせです❤感謝
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