認知症キャラバンメイトフォローアップ研修会
名古屋市認知症キャラバンメイトフォローアップ研修会の資料が完成し無事提出しました。
1999年頃からアルツハイマー型認知症に関わることになり当時のことを振り返りながら知識整理しました。
ドネペジル発売当時は専門医以外はほとんど話を聴いてもらえませんでした。
ちょうど介護保険制度が開始されたころで介護スタッフのところを訪問しても門前払いでした。
もちろん全然薬も売れませんでした。
長谷川和夫先生を始めとする日本を代表する認知症専門医による全国縦断セミナーが企画されました。
診断方法を普及するために。
時代が大きく変化したのは2004年。
京都で国際アルツハイマー病協会第20回国際会議で当事者の方が登壇されて想いを語ったことから始まりました。
これがきっかけとなり、痴呆から認知症への病名が変わりました。
国が認知症政策に力を入れ始めことにより2005年にサポート医制度が生まれました。
NHKでも特集が組まれるようになると、当事者が想いを語れる機会が増えていきました。
それに伴い薬の売り上げもうなぎ登りとなりましたが、
医療機関だけではなく介護現場などからも問い合わせなども数多く対応することになりました。
急激な変化は歪みを生み出していきました。ここではあまり深く書けませんが。
いずれにしても2004年から当事者の想いを大切にすることが重要視されたことは素晴らしいことです。
やがてオレンジプランへと繋がっていきます。
人生100年時代、ほとんどの方が認知症をなる時代を迎えます。
正しく理解することにより安心して過ごせるまちをつくっていきましょう。
地域のために自分や家族のために
しあわせです感謝