一緒に過ごすことから実際を学ぶ医療接遇

一緒に過ごすことから実際を学ぶ医療接遇

一緒に過ごすことから実際を学ぶ医療接遇

今年度最後の名古屋市若年性認知症本人家族の会あゆみの会に参加してきました。
ここではサポーターではなくパートナーという位置づけです。
サポートするために参加するのではなくともに過ごすために参加しています。

もちろん困っていることがあれば手伝います。
それは認知症だからではなく、困っているから手伝うという当たり前のことです。

私があゆみの会に参加したのは5年ほど前です。
認知症当事者の方を中心とした講演会を企画したのがきっかけです。
認知症に関しては30年近く関わっていたためある程度の知識はありました。

しかし、実際に一緒に過ごしてみると、「誰がが認知症の方なんだろう?」という
感覚に陥りました。ずっと一緒にいると何となく判る感じでした。

そして、毎月通い始めると、出来ないこともあるけれども出来ることはいっぱいあることが判り
私が持っていたイメージが変わっていきました。

ある日、みんなで講演に向かう途中に違う方向に外れる方とご一緒した時に、話を伺ってみました。
その方は前回、みんなと外れてどんどん進んでいきかなり遠くまで行ってしまった方でした。
そのため私も緊張していました。

すると目の前の集団が身に見えないと教えてくれました。
何が起きているかが判ったため、すぐ前を歩いているので付いていってみましょうとその方が見えている世界に
合わせて誘導しました。
不安が消えたみたいで目的に向かって歩いていくことが出来るようになりました。

また薬学生等、様々な方を誘いました。以前の僕と同じような間違ったイメージを持っていたら払拭して欲しかったからです。

あゆみの会に参加し、医療接遇は相手をまず理解することが大切だと確信しました。

これまでも自分の体験をベースで語ってきましたが、がんだけではなく認知症の方も同じと判りました。
この経験を活かして患者による患者のための患者が語る医療接遇研修により一層力を注いでいきます。

しあわせです❤感謝

あゆみの会の詳細・参加申し込みはこちら

 

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