グループピアサポートはピアサポートよりもさらに有効な手法ではないかと認識できた。
昨日は中区認知症フォローアップ講座に参加し丹野智文さんのお話を聞いた。
丹野さんとは2018年2月に講演会を企画した時に知り合った。人生の転機を迎えた年齢が同じ30代後半、小さな子供がいること、元営業であること、自己開示し講演活動をしていることなど共通点が多く親近感を感じている。
そして、この講演会こそ若年性認知症本人家族交流会あゆみの会に関わるきかっけにもなった。
昨日の講演で一番関心を持ったのがグループピアサポートだった。
認知症の方が集まって話し合いをしていくと行動変容が起きる。しかも本人の意思に基づいて。
・症状が進行した時の対策
・免許返納
・道に迷った時の対応方法
・買い物
・財布に入れるの金額 等
現在、行動心理学の営業向け研修プログラムを作成するため学んでいるが、
社会規範というナッジが利いているような気がした。
同じ仲間の行動が新たな当事者に好影響を与えている。
仲間の行動から学ぶ
仲間がしているから自分も行う等
家族や医療従事者から言われるよりも行動変容が起きやすい。
私もがんサポ喫茶止まり木というがん患者のグループピアサポートをしているが、
がん患者同士だから納得できることやマネしたくなることは多々ある。
なにしろがん以外の共通項は無いにもかかわらず一緒に居て楽しい。
精神障害の方のフットサル練習を見学したことがあるが、
薬剤師として見ている世界とは全く異なる。
誰もが活き活きとしてプレイしている。これもグループピアサポートだ。
グループピアサポートはピアサポートよりもさらに有効な手法ではないかと認識できた。
若年性認知症の診断を受けたら、出来るだけ早くあゆみの会に参加されることを願う。
まずは名古屋市認知症相談支援センターに問い合わせてみること。迷わず今すぐ。
きっとその後の生き方、過ごし方が変わってくるだろう。自分らしく過ごせるはず。
今年も認知症になっても自分らしく安心して過ごせるまちづくりに貢献していく。
仲間っていいなぁ・・・
しあわせです感謝